放送作家は、テレビの台本を書く仕事です。別名、構成作家とも呼ばれています。ほとんどのテレビ番組では構成台本がつくられ、それにのっとって収録が行われ、編集作業を行い、放送されます。YouTubeにも放送作家が入っている番組がたくさんあります。

放送作家のいちばんの仕事は『企画を考えること』自分で書いた企画書が通れば、番組に入れるからです。新人は必ず通る道だと思います。企画が通り放送が決定すると構成作家が携わる作業は主に２つ。ひとつめは構成台本を作る作業。構成台本を作るには入念なリサーチ（取材）が必要です。どんな風に表現すればより面白くお茶の間に届くかを考えるために、取材対象の人やモノを徹底的に調べたり、上がってきた資料を読み込んだりします。そして、構成台本に反映させていきます。

ふたつめは編集作業。ここでは、ディレクターが編集したVTRを見て、意見を出し合い、どうすれば放送尺に収まるか考えたり、不要な部分を切っていったりします。出来上がったVTRにナレーションを入れるのも放送作家の仕事だったりします。

そして放送日。最終的にどんな風に編集されたのか、テロップの入れ方は適切か…など、視聴者目線とスタッフ目線を持って番組を見るようにしています。何度も観たVTRがどのように加工され、ナレーションを当てられたかを確認することで、喜んだり反省したりしています。